要介護認定を申請する前に家族で確認すること

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要介護認定を申請する前に家族で確認すること

親の介護サービスを考え始めたら、要介護認定の申請が必要になることがあります。 ただ、申請前に親の状態、困りごと、主治医、必要書類、家族ができることを整理しておくと、窓口や認定調査で伝えやすくなります。

要介護認定を申請する前に家族で整理するイメージ

この記事で分かること

  • 要介護認定を申請する前に家族で確認すること
  • 市区町村窓口・地域包括支援センターに相談する流れ
  • 認定調査で伝えたい親の状態
  • 主治医・お薬手帳・介護保険証の確認
  • 認定結果が出た後に家族で考えること

急な異変がある場合は、申請準備より安全確認を優先

転倒、急な体調不良、連絡不能、強い混乱、火の元の不安などがある場合は、 要介護認定の申請準備よりも、救急・警察・近隣親族などへの連絡を優先してください。

FIRST CHECK

まず確認する3つ

申請するか迷う段階でも、この3つを整理しておくと相談しやすくなります。

親の状態

食事、買い物、掃除、通院、服薬、転倒、物忘れ、入浴、排泄など、どこに支援が必要かを確認します。

主治医・薬の情報

かかりつけ医、薬局、お薬手帳、持病、服薬状況を整理します。 主治医意見書に関係するため大切です。

家族の事情

遠方に住んでいる、仕事で日中動けない、帰省頻度が限られるなど、家族側の状況も整理します。

FLOW

要介護認定の大まかな流れ

自治体により細かな運用は異なりますが、基本の流れはこのように考えると分かりやすいです。

市区町村窓口で申請する

親が住んでいる市区町村の介護保険担当窓口で、要介護認定・要支援認定の申請について確認します。

認定調査を受ける

市区町村の職員などが自宅等を訪問し、本人や家族から心身の状況について聞き取りを行います。

主治医意見書が作成される

市区町村から主治医へ、医学的な意見書の作成が依頼される流れが一般的です。 主治医が分かるようにしておきます。

審査・判定後に結果が出る

調査結果や主治医意見書などをもとに判定され、要支援・要介護などの結果が通知されます。

ケアプランやサービス利用を相談する

結果に応じて、地域包括支援センターやケアマネジャーと、必要な支援やサービスを相談します。

MEMO

申請前にまとめるメモ

申請前・認定調査前に、家族が見ている親の状態を整理しておきます。

親の基本情報

  • 氏名・年齢・住所
  • 一人暮らし・同居の状況
  • 介護保険被保険者証の有無
  • かかりつけ医・薬局
  • お薬手帳の場所
  • 持病・服薬中の薬
  • 最近の体調変化

生活で困っていること

  • 食事や水分が取れているか
  • 買い物や掃除ができているか
  • 入浴や着替えができているか
  • 通院や薬の管理ができているか
  • 転倒やふらつきがあるか
  • 物忘れや支払い忘れがあるか
  • 家族が特に心配していること

CHECK TABLE

認定調査で伝えたいこと

本人が「大丈夫」と言いやすい場合もあるため、家族が普段の様子を具体的に整理しておくと安心です。

食事 食事量、食べ残し、むせる様子、体重変化、調理や買い物の負担。
移動 歩き方、ふらつき、転倒歴、階段、玄関、浴室、夜間トイレまでの動線。
入浴・着替え 一人で入浴できるか、着替えに時間がかかるか、清潔を保てているか。
通院・薬 通院忘れ、薬の飲み忘れ、薬の余り、薬局やお薬手帳の管理。
認知面 同じ話、予定忘れ、支払い忘れ、火の元、道に迷う、電話内容を忘れるなど。
家族支援 家族が遠方、帰省頻度、仕事の都合、緊急時に動ける人、支援の限界。

DOCUMENT

申請時に確認したいもの

必要書類は自治体で異なる場合があります。事前に親が住む市区町村へ確認します。

介護保険被保険者証

65歳以上の方は、介護保険の被保険者証が必要になることがあります。 保管場所を確認します。

医療保険情報

40歳以上65歳未満の場合など、医療保険の情報が必要になることがあります。 自治体に確認します。

主治医情報

主治医の氏名、医療機関名、診療科、連絡先を確認します。 最近受診している医療機関も整理します。

TALK

親に伝える会話例

「介護が必要」と決めつけず、安心して暮らすための確認として伝えると話しやすくなります。

申請の話を切り出すとき

「すぐに何かを決める話ではなくて、困ったときに使える制度を確認しておきたいんだ。」

認定調査が不安そうなとき

「普段の暮らしで困っていることを聞いてもらうだけだから、無理に元気に見せなくて大丈夫だよ。」

主治医の情報を確認したいとき

「申請のときに病院の情報が必要になるかもしれないから、かかりつけの先生の名前だけ確認しておこう。」

FAMILY

家族で決めておきたいこと

申請から結果後の相談まで、家族内で役割を分けておくと進めやすくなります。

家族で話すこと

  • 誰が市区町村窓口へ連絡するか
  • 誰が申請書類を確認するか
  • 認定調査に家族が同席するか
  • 主治医や薬局の情報を誰が確認するか
  • 結果が出た後に誰がケアマネジャーと話すか
  • 兄弟姉妹へどう共有するか

AFTER RESULT

認定結果が出たあとに考えること

認定結果はゴールではなく、必要な支援を考える入口です。

必要な支援

訪問介護、通所介護、福祉用具、住宅改修、見守りなど、何が必要かを整理します。

相談する相手

要支援の場合は地域包括支援センター、要介護の場合はケアマネジャーなど、相談先を確認します。

見直し

親の状態や家族の負担が変わったら、サービス内容や相談先を見直します。

CONSULT

相談先を確認する

要介護認定の申請前後で、相談先を分けて考えます。

市区町村の窓口

要介護認定の申請、必要書類、介護保険制度について確認する窓口です。

地域包括支援センター

高齢者の総合相談窓口です。申請前の相談や、家族の困りごとの相談にも使えます。

かかりつけ医・薬局

主治医意見書や薬、体調変化、認知面の不安について確認したいときに相談します。

今日できる一歩

まずは、親の「困っている生活動作」「かかりつけ医」「介護保険証の場所」の3つだけ確認しましょう。 そのメモがあれば、市区町村窓口や地域包括支援センターへ相談しやすくなります。

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参照日:2026年5月4日

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