離れて暮らす親の今の状態を整理するシート
PARENT STATUS SHEET
離れて暮らす親の今の状態を整理するシート
親のことが少し心配になったときは、すぐにサービスや施設を探す前に、まず今の状態を一枚に整理しておくと進めやすくなります。 食事、買い物、通院、薬、転倒、物忘れ、連絡状況を分けて、家族で共有しやすい形にまとめましょう。
この記事で分かること
- 離れて暮らす親の今の状態を整理する方法
- 食事・買い物・通院・薬・転倒・物忘れの見方
- 家族で共有しやすいチェックシートの作り方
- 相談前メモに転記したい内容
- 地域包括支援センターや市区町村窓口に相談する目安
急な異変があるときは、整理シートより安全確認を優先
転倒、急な体調不良、連絡不能、強い混乱、火の元の不安などがある場合は、 シート作成よりも、救急・警察・近隣親族などへの連絡を優先してください。
FIRST CHECK
まず確認する3つ
最初から細かく調べなくても大丈夫です。まずは大きく3つに分けます。
暮らしの変化
食事、買い物、掃除、洗濯、ゴミ出し、郵便物など、日常生活が続けられているかを見ます。
体調・安全の変化
体重、歩き方、転倒、薬、通院、睡眠、疲れやすさなど、以前との違いを確認します。
連絡・家族の支援
電話に出る時間、返信の様子、近くに頼れる人、家族ができる支援を整理します。
SHEET
親の今の状態整理シート
家族会議や相談前メモに使えるよう、一枚にまとめます。
| 食事 | 1日何食食べているか、食べ残し、体重変化、むせる様子、冷蔵庫の中身。 |
|---|---|
| 買い物 | 買い物頻度、重い物を持てるか、同じ物の買いだめ、支払いの様子。 |
| 家の中 | 掃除、洗濯、ゴミ出し、郵便物、火の元、転びやすい場所。 |
| 体調 | 歩き方、疲れやすさ、睡眠、体重、痛み、ふらつき、転倒の有無。 |
| 通院・薬 | 通院予定、お薬手帳、飲み忘れ、薬の余り、かかりつけ医・薬局。 |
| 物忘れ | 同じ話、予定忘れ、支払い忘れ、通院忘れ、買い物の重複。 |
| 連絡 | 電話に出やすい時間、返信の様子、連絡不能時の確認順。 |
| 家族支援 | 誰が電話するか、誰が帰省するか、誰が相談先へ連絡するか。 |
このシートは、A4で印刷して記入できます。保存して家族で共有したい場合は、PDF版をダウンロードしてください。
離れて暮らす親の今の状態整理シート
食事、買い物、通院、薬、転倒、物忘れ、連絡状況を家族で共有するためのメモです。
食事・買い物
食事量が急に減っていない
冷蔵庫に古い食品が増えていない
買い物に行けている
同じ食品ばかり買っていない
通院・薬
通院予定を把握できている
薬が余っていない
お薬手帳の場所が分かる
かかりつけ医・薬局が分かる
家の中・安全
郵便物や請求書がたまっていない
火の元や戸締まりに不安がない
転びやすい場所がない
掃除・洗濯・ゴミ出しができている
連絡・物忘れ
電話に出やすい時間が分かる
返信や話し方に大きな変化がない
同じ話や予定忘れが増えていない
連絡不能時の確認順を決めている
相談前にまとめること
CHECKLIST
項目別チェックリスト
気になる項目だけでよいので、帰省時や電話後にメモします。
生活面で見ること
- 食事量が急に減っていないか
- 買い物に行く回数が減っていないか
- 冷蔵庫に古い食品が増えていないか
- 郵便物や請求書がたまっていないか
- 掃除や洗濯が以前より難しくなっていないか
- ゴミ出しができているか
健康・安全面で見ること
- 転倒やふらつきが増えていないか
- 薬が余っていないか
- 通院予定を忘れていないか
- 火の元や戸締まりに不安がないか
- 同じ話や予定忘れが増えていないか
- 外出や人付き合いが減っていないか
LEVEL
心配度を3段階で分ける
不安な気持ちだけで判断せず、変化の大きさで分けると相談しやすくなります。
少し気になる段階
生活は大きく崩れていないが、年齢的にそろそろ心配。チェックリストと連絡先整理から始めます。
家族で共有する段階
食事、買い物、服薬、通院、物忘れなどに変化がある。兄弟姉妹で情報を共有します。
相談先につなぐ段階
転倒、連絡不能、急な体調変化、薬の管理不安、生活の大きな崩れがある場合は、公的窓口や医療側へ相談します。
MEMO
相談前メモに転記すること
地域包括支援センターや市区町村窓口へ相談するときは、この内容を短くまとめます。
相談前メモに書くこと
- 親の氏名、年齢、住所、連絡先
- 一人暮らし・同居の状況
- 最近心配になった出来事
- 食事・買い物・掃除・通院・薬の様子
- 転倒や物忘れの有無
- 家族が遠方に住んでいること
- まず相談したいこと
TALK
親に聞くときの会話例
できていないことを責めず、手伝うために聞く形にします。
「最近、買い物や通院で大変なことはない? 手伝えることがあるなら知っておきたいな。」
「薬や通院予定だけ、一緒にカレンダーにまとめておこうか。家族も分かると安心だから。」
「すぐ何かを決める話じゃなくて、安心して暮らせるように相談先だけ確認しておこう。」
FAMILY
家族で共有すること
状態整理シートは、誰か一人が抱え込まないための共有メモとして使います。
家族で決めておきたいこと
- 誰が定期的に電話するか
- 誰が帰省時にチェックするか
- 誰が医療・薬・通院を確認するか
- 誰が地域包括支援センターへ相談するか
- 緊急時に最初に動く人は誰か
- 次回の家族会議をいつにするか
CONSULT
相談先を確認する
状態整理シートを作る中で不安が見えてきたら、相談先につなげます。
地域包括支援センター
高齢者の総合相談窓口です。生活不安、見守り、介護予防、家族の相談につなげられます。
市区町村の窓口
要介護認定、介護保険、地域の支援制度、必要書類について確認できます。
かかりつけ医・薬局
体調、薬、転倒、食事量、物忘れが気になる場合は医療側にも相談します。
今日できる一歩
まずは、親の今の状態を「食事」「薬・通院」「連絡」の3つだけでメモしましょう。 完璧に書かなくても、最初のメモがあると家族会議や相談窓口につなげやすくなります。
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参照日:2026年5月4日