訪問看護を使う前に家族で確認すること
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訪問看護を使う前に家族で確認すること
親の体調、薬、病状、医療処置、退院後の生活が心配なとき、訪問看護は在宅生活を支える選択肢になります。 使う前に、主治医の指示、介護保険と医療保険、家族が伝えたい体調変化を整理しておきましょう。
この記事で分かること
- 訪問看護を使う前に家族で確認すること
- 訪問看護で相談できる内容
- 介護保険と医療保険の確認ポイント
- 主治医・薬局・ケアマネジャーに伝える内容
- 家族で決めておきたい連絡ルール
急な体調悪化は、訪問看護の検討より早めの医療相談を優先
強い痛み、意識がぼんやりしている、息苦しさ、転倒後に動けない、食事や水分が取れないなどの場合は、 訪問看護の手配を検討する前に、かかりつけ医・救急相談・119番など必要な対応を優先してください。
FIRST CHECK
まず確認する3つ
訪問看護は医療との関係が深いので、主治医・薬・体調変化を先に整理します。
主治医がいるか
訪問看護は主治医の指示が関係します。 かかりつけ医、診療科、最近の受診状況を確認します。
体調の変化
食事量、体重、血圧、息切れ、痛み、ふらつき、転倒、眠気など、最近の変化を整理します。
薬と医療処置
お薬手帳、飲み忘れ、在宅酸素、カテーテル、褥瘡など、医療的な管理が必要かを確認します。
CHECK TABLE
訪問看護で相談したい内容
実際に受けられる内容は、本人の状態、主治医の指示、保険の種類、地域や事業所によって異なります。
| 病状確認 | 血圧、脈拍、体温、症状の変化、食事量、体重、痛み、息切れなどを確認します。 |
|---|---|
| 薬の管理 | 飲み忘れ、飲み間違い、副作用の不安、お薬手帳、服薬時間を確認します。 |
| 医療処置 | 在宅酸素、カテーテル、点滴、褥瘡処置など、医療的な管理が必要かを整理します。 |
| 清潔・排泄 | 清拭、洗髪、入浴の不安、排泄、皮膚の状態などを確認します。 |
| リハビリ | 歩行、立ち上がり、転倒予防、生活動作の維持について相談します。 |
| 家族支援 | 家族が遠方にいること、連絡しやすい時間、緊急時の連絡順を整理します。 |
INSURANCE
介護保険と医療保険を確認する
訪問看護は、状態や疾患によって介護保険・医療保険の扱いが関係します。家族だけで判断せず、主治医やケアマネジャーに確認します。
介護保険で考える場合
- 要介護認定・要支援認定の有無
- ケアプランへの位置づけ
- ケアマネジャーとの相談
- 他の介護サービスとの組み合わせ
- 自己負担や利用回数の確認
医療保険で考える場合
- 主治医の指示の有無
- 疾患や状態による適用
- 退院直後や医療処置の必要性
- 訪問看護指示書の確認
- 医療機関・訪問看護ステーションとの連携
MEMO
相談前にまとめるメモ
主治医、ケアマネジャー、訪問看護ステーションに伝えやすいよう、家族が見ている変化を整理します。
親について書くこと
- 氏名・年齢・住所
- かかりつけ医・診療科
- 持病や最近の診断
- 服薬中の薬
- 食事・水分・体重の変化
- 転倒やふらつきの有無
- 医療処置の有無
家族について書くこと
- 家族が住んでいる場所
- 帰省できる頻度
- 通院同行できる人
- 緊急時に連絡を受ける人
- 日中に電話に出やすい人
- 家族だけでは難しいこと
- まず相談したい内容
FLOW
訪問看護を相談する流れ
医療側と介護側の両方が関係することがあるため、相談先を整理して進めます。
体調変化をメモする
食事量、体重、薬、転倒、息切れ、痛み、眠気など、家族が気づいた変化を具体的に残します。
主治医に相談する
訪問看護が必要か、どのような医療的管理が必要か、主治医に相談します。
ケアマネジャーに共有する
介護保険サービスを利用している場合は、ケアプランや他サービスとの組み合わせを相談します。
連絡ルールを決める
訪問後の報告、体調変化時の連絡先、夜間や緊急時の連絡順を家族で決めます。
TALK
親に伝える会話例
「看護が必要」と強く言うより、体調を家で見てもらう相談として伝えると話しやすくなります。
「病院に行く話だけではなくて、家で体調を見てもらえる方法があるか相談してみよう。」
「薬の飲み方や体調の変化を、家で確認してもらえるか聞いてみたいな。」
「退院してから家で無理なく過ごせるように、看護師さんに来てもらえるか相談しておこう。」
FAMILY
家族で決めておきたいこと
訪問看護は、家族への連絡や医療側との連携も大切です。
家族で話すこと
- 誰が主治医に相談するか
- 誰がケアマネジャーへ共有するか
- 訪問後の報告を誰が受けるか
- 薬やお薬手帳を誰が確認するか
- 緊急時に誰へ連絡するか
- 家族が遠方であることをどう伝えるか
「訪問看護を使うかどうかを決める前に、親の体調変化を整理したいです。 最近の食事量、薬、通院、転倒、息切れ、主治医への相談状況について、分かる範囲で共有しませんか。 すぐに利用を決める話ではなく、主治医やケアマネジャーに相談する前のメモとしてまとめたいです。」
SEARCH WORDS
親の住所地で調べる検索語
訪問看護や在宅医療の相談先は、親が住んでいる市区町村を入れて調べると見つけやすくなります。
検索するときの言葉
※「親の市区町村名」の部分を、親が住んでいる自治体名に置き換えて検索してください。
CHECK
使い始めた後に見ること
訪問看護を入れて終わりではなく、親と家族に合っているか確認します。
体調変化
病状や食事量、薬の管理、転倒不安が改善しているかを確認します。
連絡体制
家族への報告方法、緊急時の連絡先、主治医との連携が分かりやすいかを見ます。
親の安心感
親が負担に感じていないか、訪問を嫌がっていないか、安心して話せているかを確認します。
CONSULT
相談先を確認する
訪問看護を使うか迷う場合は、医療側と介護側の両方に相談します。
かかりつけ医
訪問看護が必要か、どのような指示が必要か、まず主治医に相談します。
ケアマネジャー
介護保険サービスを使っている場合、ケアプランや他サービスとの調整を相談します。
訪問看護ステーション
対応できる内容、訪問時間、連絡方法、緊急時対応などを確認します。
今日できる一歩
まずは、親の体調について「最近の変化」「薬の状況」「主治医」の3つをメモしましょう。 そのメモがあると、かかりつけ医やケアマネジャーへ相談しやすくなります。
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参照日:2026年5月5日