親に聞いておきたいことリスト|元気なうちに家族で整理するメモ

QUESTION LIST

親に聞いておきたいことリスト
元気なうちに家族で整理するメモ

親のことを考えるとき、いきなり介護や施設の話をすると、親も家族も身構えてしまいます。 まずは「困ったときに慌てないためのメモ」として、暮らしの希望、連絡先、医療、書類、これからのことを少しずつ聞いておきましょう。

家族で親に聞いておきたいことをノートに整理するイメージ
問い詰めるのではなく、親の希望を聞きながら家族で共有するためのメモです。

この記事で分かること

  • 親に聞いておきたいことを、暮らし・医療・連絡先・書類に分けて整理できます
  • 親が嫌がりにくい聞き方、避けたい聞き方が分かります
  • 兄弟姉妹や家族で共有しやすいメモ欄を使えます
  • 地域包括支援センターや市区町村窓口へ相談する前の準備ができます
  • 医療やケアの希望を考える入口として、人生会議の考え方も確認できます

大事なのは「全部を一度に聞かない」こと

親に聞きたいことは多くても、急にお金、病気、介護、施設、もしもの話をまとめて聞くと、親が不安になったり反発したりすることがあります。 まずは日常会話の中で、暮らしの困りごとや希望から少しずつ確認しましょう。

FIRST

最初はこの3つだけで大丈夫

はじめから深い話をしなくても、家族が動きやすくなる情報があります。

暮らし

最近困っていること

買い物、食事、掃除、通院、薬、外出など、日常で少し大変になっていることを聞きます。

連絡先

困ったときに連絡する人

かかりつけ医、薬局、近所の人、親戚、管理会社など、すぐ連絡できる先を確認します。

希望

これからも大切にしたいこと

住み慣れた家、趣味、会いたい人、続けたい習慣など、親が大切にしていることを聞きます。

CHECKLIST

親に聞いておきたいことリスト

聞けたところからチェックします。答えが出ないところは、無理に決めなくて大丈夫です。

1. 毎日の暮らしについて

食事で困っていることはないか
買い物や重い荷物で困っていないか
掃除、洗濯、ゴミ出しで負担がないか
外出や通院の移動で不安がないか
夜間のトイレ、浴室、階段、玄関で危ない場所はないか
電話や で連絡しやすい時間帯はいつか

2. 医療・薬・体調について

かかりつけ医の病院名・診療科・連絡先
いつも使っている薬局とお薬手帳の場所
持病、手術歴、アレルギー、注意している病気
薬の飲み忘れや管理で困っていないか
入院時に連絡してほしい家族の順番
体調が悪いときに、誰へ最初に連絡してほしいか

3. 連絡先・近くで頼れる人について

近所で声をかけられる人はいるか
親戚、友人、地域の人で連絡してよい人
家の鍵を預けている人、または預けてもよい人
管理会社、大家、自治会、民生委員などの連絡先
緊急時に家族が入ってよい部屋や場所
連絡が取れないときに確認してよい順番

4. 大切な書類・お金まわりについて

健康保険証、介護保険証、マイナンバーカードの保管場所
年金や保険に関する書類の保管場所
通帳、印鑑、重要書類を誰が把握しているか
公共料金、家賃、固定資産税などの支払い方法
詐欺や不要な契約で困ったことがないか
お金の話を誰となら安心してできるか

5. これからの暮らし・本人の希望について

できるだけ今の家で暮らしたいか
手伝ってほしいこと、まだ自分でやりたいこと
介護サービスや見守りサービスへの抵抗感
施設や住み替えについて、今の時点での考え
大切にしたい習慣、趣味、人とのつながり
もしものときに家族へ伝えておきたいこと

MEMO

印刷・共有前に使える記入メモ

親から聞けたことを、家族で共有しやすい形にまとめます。

このリストは、PDFを開いてそのまま印刷できます。家族で共有したい場合は、PDFをダウンロードして保存してください。

親の基本情報

氏名・生年月日・住所・電話番号

かかりつけ医・薬局

緊急時に最初に連絡する家族

親が今困っていること

暮らしの中で大変そうなこと

家族が手伝えそうなこと

本人の希望

これからも続けたい暮らし・大切にしたいこと

家族にお願いしたいこと・されたくないこと

大切な書類・連絡先

保険証・介護保険証・お薬手帳・通帳などの保管場所

近くで様子を見られる人・鍵のこと

CONVERSATION

親に聞くときの会話例

「確認したい」よりも、「困ったときに慌てないために教えてほしい」と伝える方が自然です。

暮らしの様子を聞きたいとき

「最近、買い物や通院で大変なことはない? すぐ何かを決める話じゃなくて、困ったときに手伝えるように知っておきたいな。」

連絡先を確認したいとき

「もし電話がつながらない時に慌てないように、病院や薬局、近くで連絡してよい人だけメモしておいてもいい?」

大切な書類の場所を聞きたいとき

「何かあった時に探し回らなくていいように、保険証やお薬手帳の場所だけ教えておいてもらえると安心です。」

これからの希望を聞きたいとき

「これからも大事にしたいことを知っておきたいです。家のこと、通院のこと、手伝ってほしいことがあれば少しずつ聞かせてね。」

FLOW

聞く順番の目安

深い話ほど、後回しで大丈夫です。日常の話から始めます。

日常の困りごとを聞く

食事、買い物、通院、薬、掃除など、今の暮らしで大変なことから聞きます。

連絡先と書類の場所を確認する

緊急時に必要な連絡先、保険証、お薬手帳、通院先などをまとめます。

本人の希望を聞く

今の家で暮らしたいか、手伝ってほしいこと、されたくないことを少しずつ聞きます。

家族で共有する

聞けたことは、兄弟姉妹や家族で共有し、誰が何を確認するか決めます。

避けたい聞き方

  • 「もう一人暮らしは無理でしょ」と決めつける
  • 「施設に入るならどこがいい?」と急に聞く
  • 「通帳や印鑑はどこ?」だけを先に聞く
  • 兄弟姉妹の前で、親を責めるように聞く
  • 親の答えをその場で否定して、すぐ結論を出そうとする

聞きたい内容が大事なほど、親の気持ちを守る言い方が必要です。まずは「心配だから責めたい」のではなく、「困った時に慌てないために知っておきたい」と伝えましょう。

SHARE

家族で共有するためのメモ

聞けたことは、細かく完璧にまとめるより、次に動ける形で共有します。

共有すること

家族LINEで送る文例

「親に少し話を聞けました。今は大きな決定ではなく、困った時に慌てないためのメモとして、病院・薬局・連絡先・書類の場所を整理したいです。分かることがあればこのLINEに足してもらえますか。」

次に調べること

親の住所地で調べる検索語

親の住所地 地域包括支援センター
親の住所地 高齢者相談窓口
親の住所地 要介護認定 申請
親の住所地 成年後見 相談

※「親の住所地」は、親が住んでいる市区町村名に置き換えて検索してください。

CONSULT

相談先につなげる目安

聞いた内容だけで家族が判断しきれない場合は、親が住んでいる地域の窓口へ相談します。

地域包括

地域包括支援センター

生活不安、見守り、介護予防、家族の相談などを総合的に相談できます。

市区町村

高齢者・介護窓口

要介護認定、介護保険サービス、自治体の支援制度について確認できます。

医療・薬局

かかりつけ医・薬局

薬、体調、通院、物忘れ、転倒、食事量の変化がある場合は医療側にも相談します。

今日できる一歩

まずは、親に「最近、買い物や通院で大変なことはない?」と一つだけ聞いてみましょう。 その答えをメモに残すだけでも、家族で次の相談や見守りを考えやすくなります。

RELATED

あわせて確認したい記事

公的情報の確認先

参照日:2026年5月5日

類似投稿