通所介護・デイサービスを使う前に家族で確認すること
DAY SERVICE NOTE
通所介護・デイサービスを使う前に家族で確認すること
親の外出機会、入浴、食事、機能訓練、日中の見守りが気になるとき、通所介護・デイサービスは在宅生活を支える選択肢になります。 使う前に、親が通う目的、送迎、入浴の希望、家族の負担、本人の気持ちを整理しておきましょう。
この記事で分かること
- 通所介護・デイサービスを使う前に確認すること
- 入浴・食事・機能訓練・外出機会の整理方法
- 送迎や利用時間を確認するポイント
- デイサービスとデイケアの違いを見る視点
- ケアマネジャーに相談するときに伝える内容
「通わせたい」より先に、親が何に困っているかを整理
デイサービスは便利な選択肢ですが、親が嫌がる理由や通う目的が曖昧なまま始めると続きにくくなります。 入浴、食事、交流、機能訓練、家族の休息など、何を目的にするかを先に整理しましょう。
FIRST CHECK
まず確認する3つ
デイサービスを相談する前に、親の目的と家族の事情を分けて見ます。
通う目的
入浴、食事、外出、交流、機能訓練、日中の見守り、家族の休息など、目的を整理します。
本人の気持ち
人の集まりが苦手、家にいたい、入浴だけならよいなど、親が受け入れやすい形を確認します。
送迎と時間
送迎範囲、乗り降り、利用曜日、滞在時間、家族の連絡先を確認します。
CHECK TABLE
デイサービス利用前の確認表
見学やケアマネジャーへの相談前に、家族で確認しておきたい項目です。
| 目的 | 入浴、食事、交流、機能訓練、見守り、家族の介護負担軽減など、優先したい目的を決める。 |
|---|---|
| 本人の希望 | 人付き合いが好きか、集団が苦手か、短時間から始めたいか、入浴だけ希望するかを確認する。 |
| 送迎 | 自宅前まで来るか、玄関まで対応できるか、車いすや歩行器への対応を確認する。 |
| 入浴 | 入浴介助の有無、浴室の形、同性介助の希望、本人の抵抗感を確認する。 |
| 食事 | 昼食の内容、量、やわらかさ、持病による制限、食べ残しの共有方法を確認する。 |
| 連絡 | 体調変化、転倒、食事量、利用中の様子を誰にどう共有してもらうかを決める。 |
TYPE
デイサービスとデイケアの違いをざっくり見る
名前が似ていますが、目的が少し違います。迷う場合はケアマネジャーや医療側へ相談します。
通所介護・デイサービス
- 日中の居場所や外出機会になる
- 食事や入浴の支援を受けられる場合がある
- 生活機能の維持を目的にする
- 人との交流や生活リズム作りにつながる
- 家族の介護負担を軽くする目的でも相談できる
通所リハビリ・デイケア
- 医師の指示に基づくリハビリを重視する
- 理学療法士など専門職の関与がある
- 病院や介護老人保健施設などで行われることがある
- 歩行や身体機能の回復・維持を目的にする
- 医療的なリハビリが必要かを確認する
MEMO
ケアマネジャーに相談する前のメモ
「通わせたい」だけでなく、親が何に困っているかを伝えます。
親について書くこと
- 要介護度・認定結果
- 一人暮らし・同居の状況
- 入浴や食事で困っていること
- 外出頻度や人付き合いの状況
- 歩行や転倒の不安
- 本人が嫌がりそうなこと
家族について書くこと
- 家族が住んでいる場所
- 日中の見守りが難しい時間帯
- 入浴や食事の確認を誰がしているか
- 送迎時に連絡を受ける人
- 急な休みや体調不良時の連絡先
- 家族の介護負担で困っていること
FLOW
デイサービスを相談する流れ
見学や利用開始の前に、親の気持ちと目的をそろえておきます。
目的を決める
入浴、食事、外出、交流、機能訓練、家族の休息など、優先目的を一つか二つに絞ります。
親に無理のない伝え方を考える
「通ってほしい」ではなく、「一度見学して、合うか見てみよう」と小さく始めます。
ケアマネジャーへ相談する
親の状態、本人の希望、家族の事情を伝え、候補になる事業所や利用回数を相談します。
見学して確認する
雰囲気、送迎、入浴、食事、職員の対応、連絡方法を確認します。
TALK
親に伝える会話例
「介護だから行く」と言うより、暮らしを広げる選択肢として伝えると話しやすくなります。
「すぐに通うと決める話ではなくて、どんな場所か一度見学だけしてみない?」
「家のお風呂が大変なら、安心して入れる方法があるか相談してみよう。」
「家にいる日が多いから、少し外に出るきっかけとして合う場所があるか見てみよう。」
FAMILY
家族で決めておきたいこと
利用後の様子を誰が確認するかまで決めておくと、続けやすくなります。
家族で話すこと
- 何を目的にデイサービスを使うか
- 誰が見学に同行するか
- 利用中の様子を誰が確認するか
- 送迎時の連絡先を誰にするか
- 親が嫌がった場合にどう見直すか
- 費用や自己負担を誰が確認するか
「デイサービスを使うかどうかを決める前に、親が何に困っているかを整理したいです。 入浴、外出、食事、日中の見守り、家族の負担のどこを優先するか、分かる範囲で共有しませんか。 すぐに利用を決める話ではなく、ケアマネジャーに相談する前のメモとしてまとめたいです。」
SEARCH WORDS
親の住所地で調べる検索語
デイサービスや通所介護の情報は、親が住んでいる市区町村を入れて調べると見つけやすくなります。
検索するときの言葉
※「親の市区町村名」の部分を、親が住んでいる自治体名に置き換えて検索してください。
CHECK
利用し始めた後に見ること
通い始めてから、親に合っているかを家族で確認します。
親が負担に感じていないか
疲れすぎていないか、嫌がっていないか、帰宅後の様子を確認します。
生活に変化があるか
入浴、食事、外出、会話、生活リズムに良い変化があるかを見ます。
連絡が十分か
体調変化、食事量、転倒、不安な様子があったとき、家族へ共有されるか確認します。
CONSULT
相談先を確認する
デイサービスが合うか迷う場合は、家族だけで決めず相談先につなげます。
ケアマネジャー
ケアプランの中で、通所介護が必要か、利用回数や候補事業所を相談します。
地域包括支援センター
要支援や介護予防、家族の困りごとの相談につなげられます。
介護サービス情報公表システム
通所介護事業所の基本情報を確認できます。候補を比較するときに使えます。
今日できる一歩
まずは、デイサービスを考える目的を「入浴」「外出」「家族の負担軽減」の3つに分けてメモしましょう。 目的が見えると、ケアマネジャーへの相談や見学時の確認がしやすくなります。
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参照日:2026年5月4日